日本3Dプリンター株式会社

導入事例

緊急時にはEinScan HXで完璧な装備を

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System Strobel社は、救急車、患者搬送車、緊急車両を専門とする商用車メーカーです。主な製品は、伝統的なボックス・ボディ構造、改造バンやセダン、その他の特殊車両です。すべての車両は、エンジンやパワートレインを除いて、内装を含めて社内で設計・製造され、手作業で製造されています。System Strobel社は、救急隊員、救援機関、消防署、警察署などに向けて世界中に製品を輸出しています。

この会社の製品は、ほとんどの場合すべての製造工程において伝統的な手作業で作られています。しかし、その原点に忠実でありながら、デジタル化を行うことが進化の重要な要素となっています。最近では、デザイン部門がEinScan HXを導入し、デザインとエンジニアリングのプロセスを効率化しています。なぜなら、それぞれの車両は一点ものであり、顧客の特別なニーズに合わせてオーダーメイドが必要だからです。

アウディA6の緊急車両としてのカスタマイズ


例として、この新型Audi A6のインテリアベースの構造を見てみましょう。このセダンが完成すると、救急救命士(運転手)と救急医(助手席)+追加装備で構成される緊急対応チームの役割を果たします。この車両は、救急車と連携して、患者の命に関わるような急病人が発生した場合に出動します。主に医師の移動手段ですが、かなりの量の指定機器が収納されており、安全に保管するだけでなく、高度に集中した作業環境の中で容易にアクセスでき、機能的であることが求められます。収納コンパートメントの最も重要な部分はトランク内にあり、ステンレススチール製のレールをベースにした上部構造を持ち、複数の頑丈な引き出しとコンテナに分けられています。

EinScan HX:画期的な手段

従来、エンジニアは上部構造を設計する前に、トランク全体を複数の測定器を使用して手作業で測定し、デジタルで再構築していました。時間と労力のかかる作業で、ミスも起こりやすい内容です。

EinScan HXは、測定精度を従来から飛躍的に向上させ、トランクに関連するすべての特性を収集・記録するのに必要な時間を短縮することができるため、System Strobel社にとって真の意味でのゲームチェンジャーとなりました。EinScan HXによるトランクのカスタマイズがどのように機能するかを見てみましょう。

EinScan HX – 生産ラインにおけるStrobel社のワークフローの改善

3Dスキャンプロセスは生産ラインのすぐそばで行われています。3DスキャナとノートPCは、ローリングカートの上に置かれています。トランクは最も関連性のある部分にマーカーを貼り付けて準備されます。表面が非常に暗いため、最高の精度を得るためにレーザースキャンモードが選択されます。解像度は0.05mmに設定されています。明るさなどの調整は、3Dスキャン中にその場で行います。EinScan HXを使った3Dスキャンは、再構築の手間を省くだけでなく、後のすべての測定作業のための設計図を作成することができます。

EinScan HXのレーザースキャンモードでのAudi A6のトランクのスキャン

 

EinScan HXにより、System Strobel社はアウディのトランクの全体的な特徴を3Dで簡単かつ効率的に捉えることができます。

 

ExScan 3Dスキャンソフトウェアでのトランクのスキャンデータ

トランク全体の3Dキャプチャ後、データは現場で評価、エクスポートされます。点群はGeomagic Essentialsで後処理され、STEPファイルとしてエクスポートされ、CADソフトウェアに統合されます。

生産ラインの横でGeomagic Essentialsを使ってスキャンデータを処理している様子

オフィスに戻ると、すぐに3Dモデリングを始めることができます。スキャンデータを利用するメリットは、例えば特殊な形状の留金具でも、より正確に、より短時間で作ることができることです。

アウディのトランク用カスタム構造のCADデザイン

設計図が完成した後、部品は社内で製造され、取り付けられます。

トランクに取り付けた後の最終的な構造

System Strobel社がEinScan HXを採用した理由は、他に類を見ない柔軟性とコストパフォーマンスにあります。EinScanにより、System Strobel社はワークフローの改善とデジタル化が可能になり、日々人命を救っている最高品質で人間工学に基づいた、安全で信頼性の高い車両や機器の製造に忠実であり続けることができます。

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