EinScanスキャナーで仏像の彫刻―土御門仏所様の事例
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今回は弊社、日本3Dプリンターのお客様より土御門仏所様の導入事例をご紹介いたします。
(彫刻を行う三浦耀山氏)
土御門仏所様は、新しい仏像の彫刻、古い仏像の修復、仏像彫刻教室の三つの事業を行なっている仏像工房です。仏師である三浦耀山様は、土御門仏所の仏師という側面以外にも、佛部というユニットやドローン仏の作成など活発に活動しています。幅広い活動の中で、3D機材を使用した新しい、ユニークな試みを行なっている仏師の三浦様の活動を紹介していきます。
仏師である三浦様の活動の中で、3Dの活用は挑戦という位置付けです。現存する仏像や木彫りで作成した仏像の3Dスキャン・3Dプリントによる新しい技術を活用した今までにない仏像表現に挑んでいます。
(工房の様子)
3Dスキャニングと3DプリントにはEinScan Pro2X(販売終了品)とForm3を使用しています。
(3Dスキャニングの様子)
(スキャンデータ)
3Dスキャニングと3Dプリントを使用した活動として、「ガチャ仏さま」という木彫りの仏様を3Dスキャニング・3Dプリントしたものをガチャガチャの形で販売している活動や、仏像の3Dのデジタルアーカイブを行なっています。
将来的な展望としては、檀家となっているお寺の仏様を家に飾るなど、仏像をより身近に感じる活動に繋がればとのことです。
編集する場合はZbrushを、スキャンしたデータをそのままプリントする際などはForm3用のソフトウェアのPreformを使用しているとのことです。
(設置されたForm3)
(3Dプリントされた仏像)
また、今までにない仏像表現としてドローンと仏像を組み合わせた「ドローン仏」という作品も作成しています。
これは、「阿弥陀来迎」という仏様が雲に乗って来迎するという絵画ではよく行われている表現を、現代の形でドローンを使って表現するというものです。
初期のドローン仏は従来通り木彫りの仏像を使用していましたが、直近の作品である「シン・ドローン仏」ではForm3で作成した3Dプリントの仏像を使用しています。
中心にある大きな仏像についてはCTスキャンしたモデルを使用、左右の仏像はEinScanを使用したデータから3Dプリントしたものです。
観光地としても有名な東大寺の大仏様は、当時の最新技術である鋳造技術などの金属加工技術を惜しみなく注ぎ込んだ国家プロジェクトでした。伝統的な工法を継承し極めていくことは大切です。しかし、現代の最新技術を積極的に仏像の作成に活用して新しい形の仏教表現を行なっていくことも大切ではないかと三浦様は語ります。
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