「芸術・文化遺産」3Dスキャナーで壊れた磁器の復元
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事例概要:
Zhang Fei 3D art studioは、中国の河南窯の磁器の修復に、EinScan Pro 2X Plusを使用しました。3Dスキャンによって取得された高精度データから、リバースエンジニアリング技術を利用して、残りの磁器の3Dデータを作成し、その後3Dプリンターで造形して、後処理など行い修復を行いました。
1.3Dスキャン
EinScan Pro 2X Plusは固定スキャンにも対応しており、専用三脚に固定し、磁器破片をターンテーブルの中央に配置してスキャンすることで、最高精度0.05mmでスキャンを行うことが可能です。
・宋王朝の磁器
・EinScan Pro 2X Plusで宋王朝の磁器の破片をスキャンしている様子
数回の自動スキャン後、磁器の点群データがEinScan Pro 2X Plusに付属のソフトウェアで徐々に形成されます。解像度が高いので、磁器の外観と断面の細かい部分もスキャンできます。スキャンが完了した後、点群データをソフトウェアでstl/objデータに変換することができます。
・3Dスキャンが終了した後、詳細が豊富な3Dデータが得られます。
2.設計
スキャンしたデータをリバースエンジニアリング用ソフトにインポートし、磁器と修復部分の間の継目をうまくトリミングしたり、ブール演算で最終的な復元部分の精密なデータを作成します。
3.印刷と後処理
取得したモデリングデータを3Dプリンターで造形し、磁器の修復部分を造形する事に成功しました。
・3Dプリンターで造形された修復部分(Raise3Dを使用)
・造形された復元部分を後処理
・復元された宋王朝の磁器
まずは、ご相談ください。
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