米軍におけるMarkforged3Dプリンターの導入・利用状況
2020.09.04 更新日:2024.02.22
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37代アメリカ海兵隊総司令官ロバート・ネラー氏。米軍におけるMarkforged3Dプリン ターの可能性をいち早く理解し、全軍・全世界へのMarkforged3Dプリンター展開に尽力。 写真左:Markforged社製、連座炭素繊維・樹脂3DプリンターX7とMark Two。
アメリカ米軍でのMarkforged(マークフォージド)3Dプリンターの導入は多数、多岐にわたり、陸軍、海軍、海兵隊、空軍全てに導入済みです。
Markforged3Dプリンター(樹脂プリンター)の利点 ● 16kg-48kgと軽量であり部隊移動への対応が柔軟である
● 特許である連続炭素繊維の使用によりアルミと同等強度でかつ軽量部品の製造が可能。
● 構造が単純で専門知識を有さずとも修理・部品の交換が可能。
● 材料はリールに巻かれ保管方法が容易で在庫管理コスト削減ができる。
米軍でのMarkforged3Dプリンターの利用方法 ● 全世界に延伸する部隊へのサプライチェーンの確保(現地調達) ● 車両整備用部品全般 ● 電子装備品のブラケット(新装備の既存装備へのアタッチメント部品) ● 旧式化して調達困難な部品の再供給 ● 航空部隊への補修行為の迅速化(材料とプリンタがあれば部品製作可能)
金属3Dプリンター Markforgedは金属3Dプリンターも製造しており米軍各部隊・拠点に導入されています。
樹脂プリンター同様、金属粉はワックスにより固められておりリールにて保管されます。 そのため粉塵爆発などの危険性、粉塵による健康被害がなく金属品の新たな補給手段として利用されています。