Angus 3DSolutions:金属3D造形による改革
2021.11.16 更新日:2024.04.25
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Andy Simpsonは、3Dプリントサービスプロバイダーの開業のため会社を退職しました。
彼は30年以上にわたり、アブダビ、ロシア、ドイツ、イギリス、スコットランドなど世界中の石油・ガス製造施設の運営をしてきました。「原油価格が底を打ったとき、社内での私の役割はあっという間に変わりました。」とアンディは言います。グローバルな施設を運営する立場から、工場を閉鎖する立場になり、彼は会社を辞め自分のビジネスを立ち上げることにしました。
彼はブレチンを拠点とするの3Dスキャン、3Dプリント、製造サービス会社であるAngus 3D Solutionsを設立しました。
同社は顧客と協力して、従来の製造技術では製造が困難な部品を製造しています。「スコットランドでは3Dプリントを行っているところはありません」と彼は言います。彼のビジネスは急速に成長し、現在では、個々の起業家からスコットランドで最大の石油会社まで、幅広い顧客がいます。Angus 3Dは、Markforged 「MarkTwo」や「Metal X」などの3Dプリンターを持っています。「MarkTwo」は主に顧客向けの治具や備品の作成に使用されており、一部では、Onyxとカーボンファイバーに最適化するために設計を完全に変更する顧客もいます。「オニキスは期待を超える素晴らしい素材です」とアンディは言います。
アンディは金属製3Dプリンター Markforged Metal Xの導入を決め、助成金を獲得し2018年後半に英国で初めて商業利用可能なメタルXをスコットランドに持ち込みました。
Angus 3D Solutionsは、17-4 PHステンレスを使用した1942年製ミシンのレガシー部品や、石油・ガス産業用のカスタム部品など、25種類以上の部品をプリントしています。また、F1チームのテストパーツを製造する計画もあります。