PRODUCT
製品詳細
カーボンファイバーを造形できる
初めての3Dプリンター
鉄の4分の1の軽さで、10倍の強度を持ったカーボンファイバー(炭素繊維)は、加工が非常に困難な短所を持つ素材です。Markforged(マークフォージド)の3Dプリンター「Mark Two」は、カーボンファイバーでの造形を世界で始めて可能にした3Dプリンターです。
表面はOnyxやナイロンを使い滑らかに、内部をカーボンファイバーで造形することで、比類なき強度と精度での造形が可能です。
高強度なので、
治具や部品として使用可能
Mark Twoでは、外側はOnyxなどの樹脂、内部はファイバー素材で強化することで、造形物の強度と剛性、耐久性は比類ないものに仕上がります。 そのため、製造工程で使用する治具や、強度を要求される部品の製造を3Dプリンターで行うことが可能となります。
現在は、生産用の治具を作るには長い時間と大きなコストが必要です。しかし、「Mark Two」を使えば従来の数分の1の時間とコストで、実際に支えるパーツを入手することが可能となります。
他に類を見ない強靭さを発揮する素材
Mark Twoでは、造形物を強化するために、他の3Dプリンターでは扱うことが出来ない素材を使用することが可能です。用途に合わせて、カーボンファイバーやファイバーグラス、ケブラーなどを使い分けることが出来ます。
例えば、高耐熱 ファイバーグラス素材で出力した造形物は、射出成型用の型として使うことも可能です。
3Dプリントで顧客の要求を満たしたパーツを作成
顧客から要望されたバイス(万力)の要求を金属製カスタムバイスとして制作を検討していましたが、600,000万円を超える高額費用になるところで、Onyxと連続繊維のカーボンファイバーを利用した3Dプリントで顧客の要求を満たしたパーツを作ることができました。
SERIES
製品シリーズ
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Mark Two
マークツー
部品としてそのまま使える今までにない強度を卓上サイズで実現
Mark Twoは卓上サイズの3Dプリンターでありながら、造形されたカーボンファイバーは高い強度を持っています。
そのため、自動車や航空宇宙分野などの強度が要求される領域での部品、冶具、工具などの用途で活用することが出来ます。Mark Two 仕様書 -
Onyx Pro
オニキスプロ
強度のあるパーツを手軽な価格でご提供
Onyx ProではOnyxとファイバーグラスが利用可能です。Onyxの強度に加え、更にファイバーグラスを利用することで従来の樹脂でのパーツとは異なる機能性を持たせることが可能です。
Onyx Pro 仕様書 -
Onyx One
オニキスワン
滑らかな表面を保ちながら、ABSの約2倍の強度を誇る
Onyx Oneは初めてプリンタを導入する方でも、長くお使いになれるタイプの3Dプリンターです。
Markforged社開発の樹脂材料「Onyx」での造形パーツの出来上がりは非常にきれいで、プロトタイプとしての活用にも十分な精度を持っています。Onyx One 仕様書
SOFTWARE
ソフトウェア
使いやすいソフトウェア
複合繊維による3Dプリントにおいて、当社のプリンター独自の技術と同じくらい重要なのが このソフトウェアです。 MarkforgedのソフトウェアであるEigerは強力でありながら操作は簡単。図面のインポートや高強度の造形のためのスライスを、お使いのブラウザー上で簡単に行えます。
Eigerソフトウェアをお試しでご利用したいとご検討されるお客様に、無料でご提供し弊社プロによるサポートを行いますので、お問い合わせください。
PROCESS
カーボンでの造形工程
Mark Two、Onyx Proの3Dプリントは、2つの材料の組み合わせから形成されます。樹脂材料が表面を覆い、カーボンファイバーなどの繊維材料が内部の構造を強化します。
これはMarkforged独自の造形プロセスであり、通常の3Dプリントよりも遥かに強靭なパーツを3Dプリントすることができます。
※Onyx Oneでは、繊維材料が不可であるため、下記process2はございません。
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Process-1
データの設計
3D CADで部品を設計し、STLファイルをソフトウェアにアップロードします。プリントする繊維素材を、カーボンファイバーや、グラフファイバーまたはケブラーなどの材料から選択します。
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Process-2
繊維素材で強化
1つのレイヤーの中で、繊維材料と樹脂材料を交互に造形し、部品を造形していきます。
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Process-3
パーツの完成
完成したパーツは、航空機用アルミニウムと同等の強度で、40%以上の軽量です。これにより、機械加工された金属工具、治具、試作品と置き換えることができます。
CASE STURDY
導入事例
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キヤノン株式会社:超精密製品の治工具の内製化で生産効率と品質向上を実現
キヤノンは、Markforged X7 3Dプリンターの導入で治工具や修理部品を内製化し、生産効率と品質向上を実現。アイデアの速やかな具現化で改善実施件数も大幅に増加、1年で機器購入金額以上の成果に。
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Garry Rogers Motorsport社:レーシングカーに使用可能な強度のある部品製造の事例
GRMは、部品をアウトソーシングから内製化することでコスト削減とリードタイムの短縮を実現。Markforged3Dプリンターで治具・固定具からレーシングカーに使用する高強度の最終用途部品まで製造が可能に。
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有限会社TSDESIGN:少量生産・内製化にも“強度”という価値を3Dプリンターがかなえる、モノづくりへの挑戦
Mark Twoで車椅子や自転車部品などに実用可能なパーツの少量生産を実現。大きな費用をかけず「まずは、やってみよう」とモノづくりができ、さらなるチャレンジが可能に。
SPEC
製品スペック
製品 | Onyx One | Onyx Pro | Mark Two |
---|---|---|---|
ビルド容積 | 320 mm x 132 mm x 154 mm | ||
ノズル本数 | 1 | 2 | 2 |
選択積層ピッチ | 100μm, 125μm, 200μm | ||
樹脂材料 | Onyx | Onyx | Onyx Nylon white |
繊維材料 | なし | ファイバーグラス |
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樹脂材料トラブル検知 | - | 〇 | 〇 |
電源 | 100-240VAC, 150W(ピーク時2A) | ||
重量 | 16kg | ||
筐体寸法 | 584 × 330 × 355 mm |
SUPPORT
サポート体制
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スピーディなレスポンス
3Dプリンター機器を導入検討している方、既に導入済みであるもののどのように活用して良いか分からないと言った悩みを抱える方に対し、様々な支援を行なっています。
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迅速な修理対応
最短期間で修理対応や部品交換を行い、専門スタッフによる万全の体制で安心と確かなクオリティを提供します。
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メーカー認定技師在籍
メーカー認定技師保持者が在籍しておりますので、各種トラブルやお客様のご要望に合わせてお手伝いをします。